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「なんとなく胃が痛い」が続く人へ──胃カメラでわかる原因とは?

[2025.07.14]

「食後に胃が重い」「空腹時にシクシク痛む」「ストレスが続くと胃がチクチクする」――そんな“なんとなく胃が痛い”状態が続いていませんか?
市販薬で様子を見ていても、症状がよくならない方は要注意です。

今回は、慢性的な胃の痛みの原因と、それを調べるための「胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)」について、わかりやすくご紹介します。

「なんとなく胃が痛い」とは、どんな状態?

胃の痛みといっても、痛みの強さや出るタイミング、場所は人それぞれです。

以下のような症状が、いわゆる“なんとなく胃が痛い”にあたります。

  • 食事の前後に胃がムカムカ、シクシク痛む
  • お腹が空くと胃がキリキリ痛む
  • 胃のあたりに重苦しさや不快感がある
  • 市販の胃薬を飲んでもすっきりしない
  • 痛みが数週間以上にわたって続いている

これらの症状は、軽く見られがちですが、実は胃や十二指腸の病気のサインである可能性があります。

胃の痛みを引き起こす主な原因

慢性的な胃の不調の背景には、以下のような病気が隠れていることがあります。

1. 慢性胃炎・急性胃炎

胃の粘膜に炎症が起こった状態です。ストレスや薬(鎮痛薬・ピロリ菌など)によって引き起こされることが多く、胃もたれや痛みの原因になります。

2. 胃潰瘍・十二指腸潰瘍

胃酸によって胃や十二指腸の粘膜が深く傷つく病気です。空腹時や夜間に痛みが強くなる傾向があります。放置すると出血や穿孔を起こすこともあります。

3. 機能性ディスペプシア

胃の検査をしても異常が見つからないのに、胃の痛みや不快感が続く病気です。ストレスや自律神経の乱れが関与していると考えられています。

4. 胃がん

早期胃がんは自覚症状が少ないこともありますが、進行すると胃の痛みや食欲不振、体重減少、吐き気などの症状が現れます。定期的な検査が大切です。

5. ピロリ菌感染

胃の中に「ヘリコバクター・ピロリ菌」が感染していると、慢性的な胃炎や胃潰瘍、さらには胃がんのリスクが高まります。除菌治療によって改善が見込めます。

胃の病気を見つけるために──「胃カメラ検査」が重要な理由

胃の不調を正確に診断するには、胃カメラ(上部消化管内視鏡検査)がとても有効です。

胃カメラでわかること:

  • 胃・食道・十二指腸の粘膜の状態
  • 炎症・びらん・潰瘍の有無
  • がんやポリープの早期発見
  • ピロリ菌感染の有無(採取した組織で調べます)

特に、40歳を過ぎた方や、家族に胃がんの既往がある方、胃薬を長期間使っている方は、一度は検査を受けておくことをおすすめします。

胃カメラ=つらい?という不安について

「胃カメラ=苦しい、痛い」というイメージをお持ちの方も多いのではないでしょうか?

当院では、そういった不安をできる限り軽減するため、次のような方法で検査を行っています。

  • 鎮静剤を使用して眠って受けられる
    ご希望の方には鎮静剤を使用し、ほぼ眠っている状態で検査を受けることができます。検査中の記憶がない方も多く、「あっという間だった」と感じる方がほとんどです。
  • 経験豊富な内視鏡専門医が対応
    当院では、消化器内視鏡専門医が丁寧に検査・説明を行います。検査前後のケアも含めて安心してお任せいただけます。

こんな方は一度ご相談ください

  • 胃痛やもたれが1週間以上続いている
  • 空腹時や夜間に胃が痛む
  • 胸やけやげっぷが多い
  • 黒い便(タール便)や血便が出た
  • 市販薬が効かなくなってきた
  • ピロリ菌の検査を受けたことがない
  • 胃のがん検診を受けたことがない

これらに当てはまる方は、一度内視鏡検査を受けることで安心に繋がります。早期に原因が分かれば、生活の質(QOL)も大きく改善します。

まとめ:原因を知って、安心の毎日を

「なんとなく胃が痛い」は、体からの重要なサインです。
がまんを続けていると、病気が進行してしまうこともあります。

胃カメラ検査は怖いものではありません。今では苦痛の少ない検査方法が主流です。
「検査を受けてよかった」と思える一歩になるはずです。

つらい症状が続くときは、どうぞ我慢せずにご相談ください。症状に対してだけではなく、検査に対する不安に関しても気軽にご相談頂ければと思います。
私たちが丁寧にサポートさせていただきます。

📍 鶴見小野駅前 内科・内視鏡クリニック

神奈川県横浜市鶴見区下野谷町3-88-1
JR鶴見線「鶴見小野駅」徒歩1分
📞 045-717-7843

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