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夏に多い熱中症と脱水症状|予防法と初期対応

[2025.07.30]

夏になると気温や湿度が上昇し、熱中症や脱水症状による体調不良を訴える方が増えてきます。特に高齢者や小児、持病のある方は重症化しやすく、注意が必要です。この記事では、熱中症と脱水症状の違い、原因、予防法、そして万が一発症した際の初期対応について詳しく解説します。

熱中症とは

熱中症は、体温の上昇とともに、体内の水分や塩分のバランスが崩れることで生じる症状の総称です。体温調節機能がうまく働かず、体内に熱がこもることで頭痛、めまい、吐き気、筋肉のけいれんなどが起こります。

熱中症の主な症状

  • めまい、立ちくらみ
  • 頭痛、吐き気
  • 異常な発汗または汗が出ない
  • 体のだるさ、意識障害
  • 筋肉のけいれん

脱水症とは

脱水症は、体から水分や電解質(ナトリウム、カリウムなど)が過剰に失われた状態です。熱中症の一因にもなり得るため、密接に関係しています。

脱水症のサイン

  • 口の渇き
  • 尿の量が減る、色が濃くなる
  • 皮膚のハリが失われる
  • 集中力の低下、頭がぼんやりする

熱中症・脱水症の予防法

重症化を防ぐためには、予防が非常に重要です。以下のポイントを意識して生活しましょう。

こまめな水分補給

のどの渇きを感じる前に、定期的に水分をとることが大切です。特に汗をかく量が増える夏場は、1日1.5~2リットルを目安に水分を摂りましょう。電解質を含んだ経口補水液も効果的です。

暑さを避ける工夫

  • 外出はなるべく日中の暑い時間帯を避ける
  • 帽子や日傘を活用する
  • 室内でも冷房や扇風機を使い、適切な温度管理を

服装の工夫

通気性の良い服装を心がけ、汗が蒸発しやすい素材を選びましょう。色は白やベージュなど、熱を吸収しにくい明るい色がオススメです。

万が一発症した場合の初期対応

熱中症や脱水症状が疑われる場合は、すぐに以下の対応を行ってください。

  1. 涼しい場所へ移動:直射日光を避け、風通しの良い場所やクーラーの効いた室内へ。
  2. 衣服をゆるめ、体を冷やす:首元、わきの下、太ももの付け根などを氷や冷却シートで冷やすと効果的です。
  3. 水分補給:意識がある場合は、ゆっくりと水分や電解質を含んだ飲料を摂取させましょう。
  4. 症状が改善しない場合:すぐに医療機関を受診、または救急車を呼んでください。

特に注意が必要な方

  • 高齢者(体温調節機能が低下している)
  • 乳幼児(体内の水分量が少なく脱水になりやすい)
  • 持病のある方(心疾患、糖尿病など)
  • 屋外で長時間作業する方

最後に

夏の体調不良は、ちょっとした油断から重症化することがあります。特に熱中症や脱水症状は命にかかわることもあるため、日ごろの予防と早めの対応が何よりも重要です。鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニックでは、体調に不安のある方への相談や診療を行っています。気になる症状があれば、いつでもお気軽にご相談ください。

鶴見小野駅前内科・内視鏡クリニック
横浜市鶴見区下野谷町3-88-1
JR鶴見線 鶴見小野駅 徒歩1分

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